参加されたドクターのインタビュー 小西好文院長

小西こどもクリニック 小西好文院長

[医業総研] 医院経営塾を受講された印象をお聞かせ頂けますでしょうか?

[小西Dr.] 開業をするにあたり、大変に参考になりましたね。開業に対する自分の考えや想いはあるのですが、なかなかそういった時間をとることも難しい。医院経営塾に参加することで、客観的に多方面から検討することができたと思いますね。

[医業総研] 医院経営塾を受講された中でも特に印象に残られたことをお聞かせいただければと思います。

[小西Dr.] 全ての講座(全4講)を受講致しましたが、いずれの講演も興味深く聞くことができました。
ワーキングタイムに医療構想を立案して、実際に文章にしていくことで、開業のイメージをはっきりさせることができましたし、これから診療をおこなっていく中で、自分自身の診療スタイルの強み・弱み、利点・欠点などを本気で考えたことが特に印象に残っていますね。
立地条件、資金計画については、大変重要な課題ととらえることができました。 患者さんの目線に立った空間の捉え方、色使いなどは、新鮮な気づきもありましたし、印象的でしたね。
労務管理の基礎、人事問題についても大変参考になりました。

[医業総研] 医院経営塾への参加を通じて、ご開業後(ご開業準備期間を含む)に実践、ご活用頂けましたことを教えて下さい。

[小西Dr.] 開業の準備段階から医療構想を明確にできたことで、開業時のパンフレットやホームページの作成に大変役立ちました。開院直前の職員研修でもクリニックの基本理念や方針を説明するためのツールとして活用できたと思います。
事業計画、経営については、できるだけ初期投資を低く抑え、スタートすることができました。開業当初は、患者数も少なく、スタッフを十分にそろえることはできませんが、患者数の増加に伴い、常勤スタッフを徐々に増やしていければと考えています。
やはり、医院経営塾への参加を通じて、クリニックの運営・特に経営面に気を使い・工夫をしていけるようになったのではないかと思います。経営が安定して、職員のモチベーションの向上と診療内容の改善が、これからの課題になっていると思います。こうしたことも、医院経営塾で学んだことです。

[医業総研] 医院経営塾を一言で表現するとすれば?

[小西Dr.] 医院経営の実践教室ですね。

[医業総研] 2010年秋より「医院経営塾 人事労務版」を開講致します。期待されることやご意見等をいただければと思います。

[小西Dr.] 職員のモチベーション、やりがいについて、また、職員育成は、クリニック運営や診療の効率化を考える上では、必須課題ととらえています。それらの内容についても人事労務版のプログラムにも取り込まれているようですので、これから開業準備をすすめるにあたって、是非、学んでいただければと思います。  

[医業総研] 最後に、医院経営塾 卒業生として、これからご開業の準備をされるDr.に対してのメッセージはございますでしょうか?

[小西Dr.] 私は、自分の専門分野の診療をこの地域で、もっと発揮したいという想いから開業を決意しました。また、現在は、地域の小児医療の要求・期待の全てに応えていきたいと考えています。 医院経営塾の中から自分の思い描く医療やスタイルを明確にして、そして、患者さんの立場たった、正直な医療を実践していただきたいですね。

小西こどもクリニック
神奈川県平塚市中原2-21-20
ホームページ http://konishi-cl.jp/

小西好文院長プロフィール
1987年 国立山梨医科大学卒業、医師免許取得
     川崎医療生協 川崎協同病院 内科・外科・小児科研修医
1989年 神奈川県立こども医療センター 未熟児・新生児科、神経内科研修医
1990年 川崎医療生協 川崎協同病院、川崎市立川崎病院 船橋二和病院 勤務
1998年 平塚共済病院 小児科医長
2004年 平塚共済病院 新生児科部長
2007年 平塚共済病院 小児科部長
2010年 小西こどもクリニック 開院