[医業総研] 医院経営塾を受講された印象をお聞かせいただけますでしょうか?
[廣井Dr.] 単に講師からの話を聞くだけでなくて、講義の中に、実際に実習(ワークショップ形式)があり、これから開院するクリニックについて、スタッフの人材像や運営についてどのようにしていくのかということを考えることができたことで、自分自身の中に、より理解が深くなったと思います。また、講師からのお話も、実際の経験事例を交えた現場感のあるものだったので、興味深く聞くことがでたところですね。
[医業総研] 医院経営塾を受講された中でも特に印象に残られたことをお聞かせいただければと思います。
[廣井Dr.] 医院経営塾に参加した時には既にクリニックの開院場所も決まっている段階でしたが、クリニックを開院した後の運営面(スタッフの採用、育成に関することや会計、経営に関すること)を学ぶことができ、イメージを持つことができた点が、特に印象に残りました。
[医業総研] 医院経営塾への参加を通じて、ご開業後(ご開業準備期間を含む)に実践、ご活用頂けましたことを教えて下さい。
[廣井Dr.] 院長として、スタッフとの関わりの中で、どのようなことを注意しなければならないのかということです。例えば、スタッフを雇用する際には、様々な雇用に関係する法律があり、また、それらを守る義務もあります。
医院経営塾の講演の中にあった、クリニックでの人事労務におけるトラブルやうまくいったケースなどの事例内容などを考えながら、スタッフとは関わるようにしています。
[医業総研] 医院経営塾を一言で表現するとすれば?
[廣井Dr.] 参加して良かったということです。
[医業総研] 2010年秋より「医院経営塾 人事労務版」を開講いたします。期待されることやご意見等をいただければと思います。
[廣井Dr.] 実際に開業してみて、いろいろ考えることや感じることがあります。それらの多くの開業した院長が感じる悩みは共通するものであることが多いと思います。 そのようなことに対する解決の糸口があればいいと思います。また、これからおこるかもしれない問題を事前に回避できる予防策などがわかればいいと思います。
[医業総研] 最後に、医院経営塾の卒業生として、これからご開業の準備をされるDr.に対してのメッセージはございますでしょうか?
[廣井Dr.] クリニックを開業する前にはやるべきことや勉強しておくことは沢山あると思います。しかし、病院に勤務しながら全て一人で行うことはとても難しいことだと思います。医院経営塾では実際に参加しながら学んでいくというスタイルをとっており、効果的に必要なことを学んでいけると思います。医院経営塾はこれから開業を考えている方にはお勧めできるものだと思います。
ひろいウィメンズクリニック
東京都町田市森野1-19-13 RINSBOX 2F、3F 小田急線「町田駅」北口より 徒歩1分
ホームページ http://hiroi-cl.jp/
廣井久彦院長プロフィール
1992年 東京大学医学部医学科卒業
以後、東京大学附属病院産婦人科にて研修。稲田登戸病院産婦人科勤務
1999年 東京大学大学院医学系研究科(生殖発達加齢医学専攻)、博士号取得
以後東京大学附属病院産婦人科勤務、日立総合病院産婦人科勤務
2002年 米国ペンシルバニア大学に留学
2004年 帰国し、以後東京大学附属病院産婦人科勤務
2010年 ひろいウィメンズクリニック開業