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参加されたドクターのインタビュー 中野稔也院長

中野稔也院長

[医業総研] 医院経営塾に参加された経緯をお聞かせください。

[中野Dr.] 第1講を受講したのは、2010年の4月です。すでに、開業の意志を固め、医業総研のサポートを受けることも決まっていたなかで、親泊さんから医院経営塾の参加を勧められました。日曜日の開催ということで、勤務先の休診日を利用できるので、検討するまでもなく、まず一度は参加してみようと思いました。

[医業総研] 開業セミナーに期待されたところは何でしょうか。

[中野Dr.] 医院経営に対する特定の課題、というわけではなく、とにかく開業について多くの情報が欲しかったということです。サポート実績の多い医業総研の主催するセミナーであれば内容は確かでしょうし、ワークショップ形式では居眠りもできませんから(笑)。

[医業総研] 院長を務めておられた前クリニックでも、ある程度経営に関与されていたのでは?

[中野Dr.] 前職は、医療法人の理事として、4年間ほど練馬駅前メンタルクリニックの院長を務めました。所謂、雇われ院長でしたが、財務や人事などを含め経営に直接関与することはありませんでした。私を含め2人の常勤医で毎日200人以上の患者さんを診るだけで手一杯だったこともあります。診療報酬についても理事長からは「中野先生が来てから20%伸びました」と言われた程度で、理事会でもじっくり経営内容を確認することなく、言われるがまま理事として書類に押印していた感じです。つまり院長といっても経営については、普通の勤務医と同じ素人だったわけです。

[医業総研] 医院経営塾の第一印象はいかがでしたか。

[中野Dr.] 第1講を受講して、まずコンテンツがしっかりしていること、短時間で講義と演習がバランス良くまとまったパッケージだという印象を受け、引き続き全講を受講することに決めました。ランチョン・セミナーも興味深い内容で、有意義な一日を過ごせました。

[医業総研] 具体的に先生ご自身が役立ったと実感することは?

[中野Dr.] それぞれが実践的な内容でしたが、なかでも人事・労務に関する講座でしょうか。スタッフ採用時の書類選考や面接のポイントを押さえることで、立ち上がりから優秀な戦力を整えることができました。また、小さな組織であっても朝礼がいかに重要であるかをレクチャーされ、開業以来欠かすことなく実践しています。「ホウ・レン・ソウ」は当然ながら、短時間でも全員が顔を合わせて声を掛け合うだけでもチームの一体感が醸成されます。

[医業総研] 開業から1年以上が経過しましたが、経営者として普段から注視されていることは何でしょうか。

[中野Dr.] 常に念頭に置いているのは資金繰りです。患者数自体は当初計画の損益分岐点を十分にクリアしていますが、院内処方ということもあり、来院数に応じた薬剤の仕入れと在庫も発生します。また初年度は、クリニックの特色を広報するため積極的に各種媒体への露出機会を持ったほか、WEBサイトのSEO対策などに取り組んだことで、予定外の広告費が嵩みました。結果的に増患効果として表れましたが、どうしてもキャッシュアウトが先行しますので、資金繰りでヒヤリとすることもありました。

[医業総研] 勤務医から開業医に転じられて、もっとも大きな意識の変化は?

[中野Dr.] 勤務医と開業医の最も大きな違いは、自らの責任で判断し決断しなければならないということです。病院勤務医は与えられた環境で診療に専念していれば、多少の内部の人間関係のトラブルなどはネグレクトすることができます。しかし、クリニック経営の場合、スタッフのスキルや、外部の提携先、取引業者も常にベストを目指さなければなりませんから、時には取引相手を見直すなど非情な経営決断を迫られることがあります。同時に、その決断には大変なエネルギーを要することも実感しました。

市ヶ谷メンタルクリニック
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